2018/03/01

こんにちは。フリーアナウンサーのヤマシタです。
「声のプロフェッショナル」として、私は様々な現場でマイクを握ってきました。
ニュース、ナレーション、イベント、式典……その中でも、最も“人間”と向き合う時間。それが、葬儀の司会です。
葬儀は、時間にして1〜2時間程度の短い式かもしれません。
しかし、そこに込められる想いは、故人の何十年という人生そのものです。
私の役目は、その“人生の物語”を、言葉として、空気として、場に届けること。
葬儀司会には、進行の正確さだけでなく、「沈黙に耐えられる声」が必要です。
早口ではいけない。かといって間延びしてもいけない。
呼吸、間、語尾、すべてが“空気を壊さない”ように心がけています。
ご遺族の多くは、深い悲しみの中にいます。
その中で私ができることは、「安心感のある声」と「誤りのない段取り」。
そして何より、「この人に任せてよかった」と思っていただける時間を作ることです。
台本をなぞるだけではありません。
打ち合わせでご家族から伺ったエピソードを紹介したり、表情や口調で“語らずに語る”工夫をしたりもします。
目立たず、けれど印象に残る。それがプロの葬儀司会だと思っています。
葬儀とは、終わりであると同時に「誰かの記憶の始まり」でもあるのかもしれません。
ただ時間通りに進めるだけではなく、そこに故人の人となりが浮かび上がるような、そんな時間を作りたい。
声は、目に見えないけれど、深く心に届くものです。
その声を使って、誰かの最期にそっと寄り添うこと。
それは、私にとって一番誇りに思える仕事です。
人生の物語を、静かに語り継ぐ。
その仕事を、これからも丁寧に続けていきたいと思っています。
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