万葉の里、清き流れの玉島川沿いに建つ神功皇后ゆかりの玉島神社。

九州北部地方には、神功皇后の伝説にまつわる地域がたくさんあります。

佐賀県唐津市や福岡県糸島市にも、多くの物語が残っています。

今回は唐津市浜玉町に鎮座する「玉島神社」をご紹介します。

御祭神は神功皇后

玉島神社の創建は宣化天皇の御宇。

およそ1,400年以上前になります。

御祭神は神功皇后。

八幡様として全国に祀られている応神天皇のお母様です。

唐津市を含む九州北部地方には、神功皇后の数多くの伝承が今も伝わっています。

玉島神社にまつわるお話は、古記によると次のとおり。

神功皇后が三韓出兵の時に玉島の里に立ち寄られた際、小川のほとりで食事をされました。

川の中の魚をご覧になった神功皇后が針を曲げて釣り針をお作りになり、飯粒を餌に魚釣りをして戦の勝利を占ったという伝説があります。

その時に連れた魚は、魚へんに占うと書いて鮎(あゆ)になったとも言われています。

今に伝わる垂綸石

神功皇后が釣りをなさるときに乗っていた石が垂綸石だと言われ、玉島神社の近くの万葉垂綸石公園に残っています。

清らかな流れの玉島川は、神社の境内からも望むことが出来ます。

アクセス

玉島神社

佐賀県唐津市浜玉町南山

西九州自動車道浜玉I.Cから、七山方面へと向かう国道323号へ。

少し進むと玉島川沿いに、社殿へと上がる階段が見えます。

万葉垂綸石公園

玉島神社からすぐ。

玉島神社の前にはバス停もあるので、バス利用もできます。

JR浜崎駅から乗車する方法もありますね。

ひとこと

唐津市は古い歴史と素晴らしい文化に恵まれています。

見どころがいっぱいなので、時間をかけて巡るのも楽しいですね。

それでは、ごきげんよう。