2018/03/01
ごきげん、いかがですか?
私は佐賀県や福岡県を中心に、地域密着型のフリーアナウンサーとして活動しています。
私の出身地である唐津市には松浦川という一級河川が流れており、高校生から一般の方までボート競技が盛んです。
海のほうではヨットも有名で、高校にヨット部があったり、オリンピック選出を輩出したりもしています。
そんな水の競技が賑わう唐津市の中学校で、ボート競技の模擬体験会が行われました。
ありがたいことに、私は当日のMCをさせていただきました。
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ローイングマシーンを使ったボート競技模擬体験
中学生ではボート競技に馴染みのない人も多いため、水上ではなくローイングマシーンを使っての模擬体験という形になりました。
ボート協会の皆さんの指導による動きの説明があり、足や腕をバランスよく使ってローイングの練習。
マシーンの使い方がわかると、クラスマッチスタイルで個人戦と団体戦が行われました。
個人戦では一人200mの競争で順位を決め、団体戦ではクラス対抗で2,000mの距離を20人で漕いでもらいました。
勝負のかかったレースは、ものすごい盛り上がりを見せてくれましたよ。
中学生が出会う大人としての職業講話。
今回のMCをお受けした時に、教頭先生から「職業講話」のご依頼がありました。
私のフリーアナウンサーとしての心構えや、仕事の内容を生徒さんたちに話してほしいというものでした。
もちろん私にとっても嬉しいお話なので、喜んでお話させていただきました。
教頭先生がおっしゃるには、「中学生が出会うオトナは家族や学校の先生など身近な人に限られることが多い。いろんな職業の人に会う機会が少ないので、何か将来の選択のきっかけになれば。」
とのことでした。
貴重な授業時間の一部をいただくことになるため、どんな話をするか毎日真剣に考えました。
一番説得力のあるのは自分の経験を話すことだと思い、当日は私の半生をお話することにしました。
選択肢のある人生を送ってほしい。
私は子どもの頃から声優やナレーターに憧れており、いつか「声」を使った仕事をしたいと思っていました。
でも、最初からフリーアナウンサーという職業に就いたわけではありません。
ナレーターという夢を語った時、周りの大人からは「無理だ」と言われ、高校生だった私は一度夢を諦めました。
その後、卒業してからは一般的な事務の仕事に就きました。
仕事をして過ごしていく中、イベントでMCの方の喋りを聞いたり、テレビ番組のナレーションを聞いたりするたびに諦めたはずの夢が蘇ってきます。
「自分だったら、どう表現するだろう」
「自分だったら、どういう言葉を選ぶだろう」
そう思うと、夢を諦めたことへの後悔が大きくなっていきました。
どうにも我慢できなくなり、働きながらアナウンスの学校に通いました。
そこで勉強し、卒業してからはいろんな場所で経験を積んでフリーアナウンサーとして活動するようになりました。
もちろん、たくさんの人と出会って助けていただきました。
生徒の皆さんを前に話したことは、一度決めた進路でも、やり直しは出来るということ。
そして、人生で出会う多くの人の中には必ず味方がいるので、応援してくれる人を大切にしてほしいということ。
人生は一本道ではない。
いろんな生き方があるし、選択肢もたくさんある。
こうしたことを自分の言葉で、真っ直ぐに話をしました。
もちろん、生徒の皆さんは真剣な眼差しで聴いてくれました。
周りにいらっしゃった関係者の方も、嬉しい感想を寄せてくれました。
自分の言葉と声で伝える仕事
世の中にはアナウンサーと呼ばれる人はたくさんいます。
毎日メディアに出ている人。
結婚式やイベントの司会が得意な人。
テレビやラジオでリポートをする人。
本当にたくさんいらっしゃいます。
そんななか、私は地域密着型のフリーアナウンサーとして活動しています。
メディアに出ることも時にはありますが、地域の人や学校の方々、身近な人たちのために仕事をしたいと思っています。
こんな生き方を話すことで誰かのお役に立てるのであれば、喜んでどこへでも駆けつけます。
佐賀県や福岡県にお住まいの方。
学校や団体、企業の皆さま。
もちろん、それ以外の地域の皆さまも、お気軽にお問い合わせください。
心よりお待ちしています。
それでは、ごきげんよう。