2018/03/01
ごきげん、いかがですか?
私は小さいころから神社の雰囲気や凛とした空気が好きで、よくお参りに行っていました。
もちろん正式な参拝だけでなく、気軽に手を合わせに行く程度のことも多かったです。
社会人になってからは「正式な参拝方法とはどんなものだろう」ということが気になってきて、神社の方に尋ねたり本を読んで調べたりするようになりました。
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神社とは
神社とは神様を祀る神聖な場所であり、神様の気配を感じ取り畏む場所です。
かつては建造物はなく、森や山など自然そのものが神社であったと言われています。
奈良の大神神社は現在も本殿がなく、三輪山がご神体となっていますね。
参拝に行く前に
拝殿に上がって行う正式な参拝でなくとも、くだけすぎた服装は避けるようにしましょう。
神様への感謝の気持ちと敬う心があれば、自然と服装も決まってくるかと思います。
もちろん拝殿に上がる正式参拝の場合は、フォーマルな格好が望ましいですね。
参拝のマナー
鳥居のくぐり方
神社の入り口には、ほとんどの場合「一の鳥居」があります。
神域と俗世界との境界であり、ここから参道が始まります。
まずは鳥居の前に立ち、15度くらいの角度で一礼をします。
参道の真ん中を避けて左右どちらかに寄り、外側に近いほうの足から一歩を踏み出します。
厳密に言えば、社殿に向かって中央より右側から入り、そのまま右側を歩くのが正式になります。
真ん中は「正中(せいちゅう)」といって、神様の通り道なのです。
手水舎の使い方
鳥居をくぐって神域に入ると、参道脇に手水舎(てみずしゃ)があります。
ここで、手と口を清めましょう。禊を簡略化した儀式になりますね。
手順としては、このようになります。
- 軽く一礼をしてから右手で柄杓を取り、水を汲んで左手にかけて洗う。
- 柄杓を左手に持ち替え、こんどは右手に水をかける。
- かけたら、再び柄杓を右手に持ち替える。
- 左の掌に水を受け、その水を使って口をすすぐ。この時、左手を口元に添えて、隠すようにするのが望ましいですね。
- すすぎ終えたら、水をためていた左手にもう一度水をかけて洗う。
- 最後に柄杓をまっすぐに立てて、残っている水を流して柄杓の柄の部分を洗う。
- 柄杓は元の位置に戻す。
手水を使うときは、手を洗ったり口をすすいだりした水が手水鉢にかからないよう、気をつけましょう。
参拝する
拝礼の方法についても、簡単にご説明いたしますね。
- 拝殿の前には賽銭箱が置かれていますので、その前に立って一礼します。
- 静かに賽銭を投じ、鈴を鳴らします。
- 拝礼は「二拝二拍手一拝」を基本とします。
- まずは腰を90度に折って、二拝します。
- 胸の高さに両手を合わせて、右手を少しだけ下にずらします。
- 両手を肩幅に開いて、二回柏手を打ちます。
- そのあと、両手をきちんと合わせて静かに祈ります。
- 手を下ろして、90度に腰を折って一拝します。
拝礼の前後に軽く会釈をすると、より丁寧になりますよ。
※神社によっては「二拝二拍手一拝」の回数が異なる場合がありますので、確認してください。
動画にしましたので、是非ご覧ください。
参拝の後は
来た時と同じように正中を避け、参道の端を通って鳥居まで戻ります。
できれば、社殿から見て参道の中央より右側を歩くようにしましょう。
鳥居の外に出たら、一礼(軽く会釈)するとよいですね。
まとめ
いかがでしたか?
初詣やお祭りなどで参拝しているときにも、きちんとした作法で出来ているかどうか不安なときもありますよね。
知っているのと知らないのでは、心のありようも違ってくると思いますよ。
まずはお近くの神社で、日ごろの感謝を伝えてみませんか?
コチラの記事も、お役に立てると思いますよ。
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それでは、ごきげんよう。
コメント
[…] 神社の参拝方法・作法、知っていますか? […]
by 神社やお寺に参拝してご朱印をいただくことで、多くのご縁と結ばれます。 | まほろば風土記 2017年3月8日 11:05